OMZP(りん酸亜鉛処理)

Q&A

表面を擦ると白くなる現象はなぜ?
製品の表面にはOMZP処理時に余剰に反応生成された結晶が存在しており、その結晶が軽く擦れた状態になると表面が白色化します。白色部は時間経過とともに雨水等で洗い流され、目立ちにくくなります。また、水やラッカーシンナーを染込ませた柔らかいウエスで拭き取ることも可能です。
表面の縞模様は何か?
縞模様は溶融亜鉛めっき時に付着したものです。めっき浴中の溶融亜鉛の表面は酸化皮膜で覆われた状態となっており、対象製品をめっき槽から引上げる際に溶融亜鉛表面の酸化皮膜が段階的に製品表面に付着したものが縞模様となります。この溶融亜鉛めっき特有の縞模様がOMZP処理にも現れます。
白さびとは何か?

発生メカニズム

溶融亜鉛めっき製品が雨水等で濡れ、容易に乾燥しない環境に晒された場合に生じる粉状またはかさぶた状の白色生成物を指し、白色外観を呈します。この溶融亜鉛めっきで生じる白さびがOMZP製品でも同様に生じます。

補修における注意事項

OMZP製品に生じた白色生成物の補修方法は水に浸し、硬く絞ったウエスで白色生成物を軽く拭いて下さい。表面が乾燥後、この作業を2~3回繰り返して下さい。その際、水で中性洗剤の使用は可能ですが、酸やアルカリ洗剤は絶対に使用しないで下さい。
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WEBカタログ

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